神保町シアターで「巨匠たちのサイレント映画時代Ⅳ」が開催中(4/26〜5/9)です。サイレント映画には生伴奏&活弁が付いての上映です。一部はトーキーなので生伴奏&活弁は付きません。この神保町シアターでの上映企画も恒例となり、連日多くの映画ファンが詰めかけます。先日、私は「路上の霊魂」(1921年☆村田實監督☆ピアノ伴奏=小林弘人、活動写真弁士=片岡一郎)という作品を観賞しました。現代の日本映画につながる演出法で撮られた最初期の記念すべき1本。1921年というと大正12年です。今まで観た劇場用日本映画としてはいちばん古いものだと思います。古さを感じさせない現代に通じる演出手法、記念碑的作品というだけでなく、素直にたのしめました。